*このプラグインを使って生じたいかなる不具合、不都合にもTerrible Junk Showは一切の責任を負いません。
*旧バージョンとは仕様が異なりますので、旧バージョンは削除してください。
見分け方は以下の通りです。
旧バージョンのフォルダ名:「TerribleJunkShow」
新バージョンのフォルダ名:「Terrible Junk Show」
インストール

aescriptsのmanager appを使ってWQをインストールしてください。
手動で行う場合は以下の手順です。
以下のパスに「Terrible Junk Show」という名前のフォルダを作る。
Win: C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects(version)\Support Files\Plug-ins
Mac: Applications/Adobe After Effects(version)/Plug-ins
ダウンロードしたZipを解凍して「WQ」フォルダを得る。
「Terrible Junk Show」フォルダに「WQ」フォルダを入れる。
*すでに『Terrible Junk Show』フォルダがある場合は、そこに『WQ』フォルダを入れてください。
メニュー/アニメーションにWQがあれば成功です。
付属のスクリプトを使う

デフォルトではWQ_None(無効)にチェックが入っています。
WQ_MultiSelectionかWQ_AeFolderにチェックを入れましょう。
レイヤーをダブルクリックすればそのレイヤー以下のレイヤーが全て選択されます!
*コンポとテキストレイヤー以外、何レイヤーでも発動します。もしもトラッキングなどのために通常のレイヤーダブルクリックが必要になった場合は、メニューのチェックをWQ_Noneにしてください。
簡単な疑似フォルダ機能を使えます。
- このままではフォルダを作るUIがないので、いったんAEを終了します。
- 『WQ』フォルダの『(SampleUI)』内の『AeFolderUI.jsx』を以下のフォルダに入れます。
Win
C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects 2023\Support Files\Scripts\ScriptUI Panels
Mac
Applications/After Effects 2023/Scripts/Script UI Panels
*2023の部分はバージョンごとに変えてください。 - AEを再起動すると、メニュー/ウインドウに『Ae Folder』があります。クリックするとUIパネルが出ます。
UIの『ON/OFF』を使えば、いちいちメニューのWQ_AeFolderチェックを押す必要はありません。
Addボタンを押せばAeFolderレイヤーができます。
AeFolderレイヤーをダブルクリックすれば、あたかもフォルダに収納されたように、その下にあるレイヤーが全てシャイになり、隠れます!
スクリプト作者へ
WQはレイヤーのダブルクリックを感知し、Jsxを起動させるプラグインです。
Jsx(あるいはJsxbin)はWQフォルダ内であれば、自由に増やすことができます。
『WQ_MultiSelection』や『WQ_AeFolder』をコピーしてテンプレートにして、オリジナルの処理を作ってみてください。また、関連UIを作りたいときは『(SampleUI)』内の『AeFolderUI.jsx』が参考になるかもしれません。
以下、注意点&Tipsです。
■Jsxには独自の名前を付けてください。
拡張子に関わらず、同名のJsxは1つしか読み込まれません。またその場合、読み込まれるのは上にあるものであることは保証されていません。
■スクリプト内容を試行錯誤したい場合はフォルダ内にある『(NotToUse)』フォルダをご活用ください。
発動するスクリプトは『WQ』フォルダ直下にあるJsxのみなので、取っておきたい旧バージョンスクリプトなどを『(NotToUse)』フォルダに番号などを付けて保存しておけます。
また、自分でフォルダを作成しても問題ありません。
■管理権限で編集できない場合は「いったんデスクトップにコピーして編集してから戻す」等で編集可能です。
■WQのメニュー名読み込みのタイミングは起動時なので、途中でJsx名を変えたときはAEを再起動する必要があります。
■Jsxの戻り値をfalseにすれば、AEの通常ダブルクリック動作を続行することが可能です!
例えば「シェイプレイヤー以外ならreturn false」を途中で挟むなど、かんたんに各種分岐が可能です。
また、例えば「〇〇レイヤーならこの操作をしてから通常ダブルクリックを続行」など、アイディア次第でいろいろなことがができます。
■チェックのオンオフを設定から行うことができます!
WQはJsx発動の管理を設定ファイルで行っています。この設定ファイルはスクリプトからも読み書きできるようにしてあります。セクション名は『WQ』キー名は『ActiveJsx』です。この設定値に自身の書いた『WQ』フォルダ内のJsx名を書き込めば、自動的にメニューにもチェックが入り、発動準備ができます。
詳しくは『(SampleUI)』内の『AeFolderUI.jsx』をご覧ください。
上記は『WQ』フォルダ内のJsxに仕込んでも意味がありません。別でUIを持つスクリプトから発動させる際などに活用ください。
もしもユーザーが手動でメニューを切り替えた場合、それをスクリプトUIが設定から知ることはできますが、常に設定を監視でもしていない限り、リアルタイムでそれを知ることはできません。
メニュー名には『WQ_』が加わりますが、Jsx名、設定のvalueに入れる名前ともに『WQ_』はいりません。
『WQ』フォルダ内に無い名前を設定に書き込むと、全ての『WQ_』のチェックが外れますが、無効になるだけで問題はありません。
設定への書き込みや読み込みはAE実行中はメモリ上で行っているので、速度に問題はありません。が、それゆえに、設定ファイルの閲覧のタイミングによっては、設定に書き込まれていないように見えることもあります。
WQを使ったスクリプトを配布あるいは販売する作者へ
上記『スクリプト作者へ』と合わせ、下記を必ずお読みください。
■AEは複数のWQプラグインを読み込めません。
なので、WQプラグインは必ず『Terrible Junk Show/WQ』フォルダに1つだけでなければなりません。
配布の際は、以下のことをユーザーに促してください。
ユーザーのプラグインフォルダに『Terrible Junk Show/WQ/WQプラグイン』があるか?
あれば、作者のJsxをそこに加えるだけ。
なければ、WQプラグインをインストールしてから作者のJsxをそこに加える。あるいは、『Terrible Junk Show/WQ/WQプラグイン&作者のJsx』を用意してもよいかもです。
もちろん、そういったインストーラーを作者が用意できるのであれば最高だと思います。
とにかく要するに、既存のWQフォルダを上書きしたり、独自のフォルダに入ったWQプラグインを用意したりしないでください。
ちなみに、WQプラグインの実体は、Winだと『WQ.aex』、Macだと『WQ.plugin』です。Winで見ると『WQ.plugin』はフォルダに見えます。というかフォルダです。
■「メニューチェックがどこに入っていても、設定ファイルの値を変えてあなたのJsxを発動させる」といった処理も可能ですが、その場合は適切な時に設定を元に戻すことを推奨します。詳しくは『(SampleUI)』内の『AeFolderUI.jsx』をご覧ください。
■Jsxには独自の名前を付けてください。スクリプトが書けるユーザーがすでにWQ内に独自のJsxを作っているかもしれないので、他のユーザーが使わなそうな、それなりの長さの名前が望ましいです。