WQ Proの使い方

インストール

aescripts
manager app

STEP
manager appを使ってインストールする。

aescriptsのmanager appを使ってWQ Proをインストールしてください。
手動でインストールする場合はZipの中にあるpdfを参照してください。

STEP
AEを起動する。

メニュー/アニメーションにWQ Proがあれば成功です。
手動でインストールした場合はWQ Proをクリックし、アクティベーションコードを入力してください。

付属スクリプトの使い方

付属スクリプトはメニュー/ウインドウにあります。

TLFolder

SWFolder

Pathsel

Happa

オリジナル機能の作り方

1.ダブルクリックしたときに発動する独自スクリプトを作る。
2.ダブルクリックしたときに独自スクリプトを使うようWQ Proを設定する。

1.ダブルクリックしたときに発動するスクリプトを作る。

VSCodeなどを使って好きなスクリプトを作ってください。
スクリプトフォルダにある”TLFolderWQPro.jsx”が参考になります。
スクリプト名は独自のものにしてください。メニュー内の同名の別機能が発動してしまう可能性があります。

AEの設定ファイルにあるWQProの設定から「現在押している修飾キー」を得ることができます。

var modifierkey = app.settings.getSetting("WQPro", "modifier");
if( modifierkey === "S" ){ ... }

Ctrl (Cmd) は”C”、Alt (Option) は”A”、Shiftは”S”です。
その他、”CA”,”AS”,”CS”,”CAS”が使用可能です。
組み合わせによっては選択が外れたりするため、実質使用できないものがあることに注意してください。

WQProの仕様で「レイヤーが選択されていれば、プロジェクトパネル以外の全てのアクティブパネル上でのダブルクリックを検知」します。なのでタイムライン用のスクリプトについては、修飾キーありの機能のみにとどめておくことをお勧めします。
ビューワー用のスクリプトについては、ビューワー上のみでの検知が可能なので問題ありません。

また、設定を通じて、スクリプトが終わったときに通常のAE操作を止めることができます。

if( ... ){return;}

//Your original double-click feature.

app.settings.saveSetting("WQPro", "stopDefaultCommand", "true");
return;

条件に合わない場合は普通にリターンして通常のAE操作を続け、
条件に合う場合のみ、あなたのオリジナル機能を発動させ”stopDefaultCommand”を”true”にして通常のAE操作を止めるというコードにするとよいでしょう。”stopDefaultCommand”は自動で”false”に戻るので”false”に戻すコードは必要ありません。
また、リターンする必要があるためスクリプトは必ず即時関数で囲ってください。

作り終わったらそのスクリプトをAEのスクリプトフォルダに入れます。


2.ダブルクリックしたときに独自スクリプトを使うようWQ Proを設定する。

WQ Proは”activeScript”と”activeViewerScript”という設定からスクリプト名を読み込んで発動させています。
“activeScript”はタイムライン用、”activeViewerScript”はビューワー用です。

なので、その設定を書き換えればよいのですが、方法は2つあります。
1.メニュー/アニメーション/WQ Proを開き、”activeScript”か”activeViewerScript”に独自スクリプト名を入力する。
2.自分でUIスクリプトを作り、ON/OFFボタンで設定を書き換える。

1の方法はUIスクリプトを作る必要がなく、手軽です。
2の方法は発動スクリプトを簡単に入れ替えることができるので便利です。また、TLFolderのように「ダブルクリック機能だけではカバーできない機能も持つUIスクリプト」を作ることができます。

2の方法の場合、以下のようなコードでON/OFFを実装できます。

//Enable Script for TimeLine.
app.settings.saveSetting("WQPro", "activeScript", "XXXX.jsx");

//Disable Script for TimeLine.
app.settings.saveSetting("WQPro", "activeScript", "");

//Enable Script for Viewer.
app.settings.saveSetting("WQPro", "activeViewerScript", "XXXX.jsx");

//Disable Script for Viewer.
app.settings.saveSetting("WQPro", "activeViewerScript", "");

ON/OFFをチェックボックスなどで実装すると、別のスクリプトやメニューで設定が書き換わったときにチェックボックスに反映されないため、ON/OFF2つのボタンを作ることをお勧めします。

できあがったUIスクリプトはAEのスクリプトUIフォルダに入れます。

重要!

■複数レイヤーの検知が可能になりましたが、ダブルクリック検知の発動条件が変わりました。
ビューワー用
「レイヤーを選択しており、コンポジションビューワーがアクティブならば発動する」
タイムライン用
「レイヤーを選択しており、ビューワーとプロジェクトパネル以外のパネルがアクティブならば発動する」
タイムライン用検知はエフェクトパネルやツールパネルなどでも発動してしまうことに注意してください。

■ver1.1から”stopDefaultCommand”の初期設定が”false”になりました。
ver1.0用のスクリプトを動かすには、コードの最初に以下の1文を加えてください。
app.settings.saveSetting(“WQPro”, “stopDefaultCommand”, “true”);

■TLFolderの「TLFolderであるかどうかの判別」条件が変わりました。タイムライン上にあるver1.0のTLFolderを判別可能にするには、「Change Layers to TLFolders」ボタンをお使いください。

■フリー版WQとは仕様が異なります。フリー版WQは削除してください。
フリー版WQを削除せずに使用した場合、WQ Proが正常に機能しない場合があります。

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