シークレット設定とは?レンダリングが止まってしまうときの対処法(再掲)

*『AE目黒区からの刺客』2011年04月26日記事の再掲記事です。

最近はえらくメモリを積んだマシンを仕事で使っているのでレンダリングが途中で止まる現象はあんまり出ないんですが、ちょっと前まではしょっちゅうありました。

たしか「イメージバッファを作成できません」的なエラーメッセージだったような気がしますが、これがでてくると、レンダリング途中で、AEが止まります。

原因なんですが、どうやらAEはレンダリング中に、後のフレームで使えそうなものがあればメモリに取っておくみたいで、(例えば、色補正だけした静止画とかは毎フレーム計算するのは無駄だから最初のフレームで計算したものをメモリに取っておいて、最初のフレーム以降はメモリに取っておいてあるほうを使うっていう具合)
それがどんどん「お、これも後で使えるじゃん」って貯まっていって結局メモリがなくなってレンダリングが止まるみたいです。

対処法

で、対処法なんですが、「シークレット設定」で行います。
シークレットというだけあって隠れているんですが、以下が出し方です。

シフトを押しっぱなしにしながら上のほうのメニュー欄/編集/環境設定/一般設定を選びます。
設定のリストに「シークレット」が加わっているのでそれを選びます。

最初に選ぶのは一般設定じゃなくてどれでもいいんですが、ポイントはシフトを押しながらメニュー欄/編集/環境設定と探っていっても、その時点では「シークレット」は出ない、ということです。シフトを押しながら一旦どれでもいいから環境設定ウインドウを開かないと「シークレット」は出てこない、ということです。

なんでこんなにしつこく言うかというと、ぼく自身「あれ?出ないじゃん」ということがあったからなんですが…

本筋に戻りますと、「シークレット」欄にある「ムービー作成時に0ムービー作成中のフレーム」の0を1にしてやります。
これにより、1フレーム毎にメモリに取ってあるキャッシュを消すので途中でエラーになることがなくなります。

しかしながら、処理的にはフレーム毎に全部一からレンダリングし直しとなるのでレンダリングはおっそくなりますので、レンダリングし終わったら、設定は元に戻しといたほうが無難です。

しかし…シークレットて…機能隠すなよ…

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