モーショングラフィックスでオススメの定番フォント(サンセリフ&ゴシック体)をご紹介します。
Adobe Fontsでダウンロード可能なものです。
Futura PT (全てのウェイト)
ルイ・ヴィトンやフォルクスワーゲンがロゴで採用している書体、Futura。
日本ではフーツラ、英語読みだとフートゥラって読むみたいです。まあ、あんまりフォント名を言う機会もないですよね。デザイン業務を覚えたてのころは「なんか未来っぽくてあんまりよくないな…SFじゃないんだから」と思っていました。しかし不思議なもので、他の要素と一緒にレイアウトされると、とたんになんとも言えぬ『クオリティが一段上がった感』が出ます。
太字も細字も、全てのウェイトがかっこいいですね。
Myriad Pro ( Condensed )
Appleがコーポレートフォントにしていた書体、Myriad。
個人的には、ミリアドの中でも幅が狭いCondensedを活用することが多いです。グラフの数値や英字幕、アイコン下の長めの英語文章など「これは普通幅のフォントじゃ収まらないなあ」というとき、大いに活躍します。
源ノ角ゴシック(全てのウェイト)
AdobeとGoogleが共同開発した書体、源ノ角ゴシック。
デザイン用の日本語のゴシック体は、これを使っておけば間違いないのではないでしょうか?
Macのヒラギノは形がかっこいいんですが、個人的には読みやすくはない印象です。また、Adobe Fontsにはあこがれの『新ゴ』『見出しゴ』もあるんですが、Adobe Fontsで使えるものは(今のところ)ウェイトが少ないです。
デザインのカッコよさと可読性の両立、(あと値段)を考えると、源ノ角がオススメですね。
使いどころ
みなさんはモーショングラフィックスを作るとき、どうやってフォントを決めているでしょうか?
あれこれとフォントを選ぶのは楽しいですが、クリエイターには時間がないですよね(つまり納期ですよ…)。
なので、お気に入りの定番フォントをストックしといて、さらりと使うのも一つの手です。上記3つはド定番フォントなので、ぜひともご活用下さい。
■定番フォントのストックを増やすコツ。
- 『定番 フォント デザイン』とかで調べる。
- 時間があるときにどう見えるか実験してみる。白背景に黒文字とかだと「レイアウトしたらどう見えるか」がわからないので、適当なオシャレ背景の上にテキストを乗せる。文字パネルのフォント名部分をアクティブにして、矢印キーの上下でフォントを変えてみる。