2Dなのに3D?『コンポジションカメラ属性のあるエフェクト』(再掲)

*『AE目黒区からの刺客』2014年03月03日記事の再掲記事です。

パーティキュラーとかCCシリンダーとかをいじっていて、
謎の警告「カメラまたはライトを使用したエフェクトは、2Dレイヤーに適用する必要があります。」と出たことはありませんか?

実はこれ、特定のエフェクトを適用したレイヤーの3Dスイッチを押したら出てくるんですが、実際は、何を言っているんでしょうか?

実は、エフェクトの中には『コンポジションカメラ属性のあるエフェクト』というものがあります。
これは、そのエフェクトが生成するもの(円柱とかパーティクルとか)がコンポ内のカメラの動きに対応しますよ、というエフェクト群なのですが、注意すべきなのが、2Dレイヤー時点ですでにカメラの動きに対応する、ということ。

つまり、「そこでさらに3Dレイヤーにしてしまうと動きがめちゃめちゃになっちゃいますよ」とAEは警告をしている、というわけです。

ちなみに、いったいどのエフェクトが「コンポジションカメラ属性のあるエフェクト」なのか?
それは、エフェクトコントロールウインドウで確認できます。なんらかのエフェクト(例えばCC Cylinderなど)を適用したとき、「コンポジションカメラ属性のあるエフェクト」であればエフェクト名の左横に立方体マークがついています。

あと、これは致し方ないことなんですが『コンポジションカメラ属性のあるエフェクト』はカメラに対応しているとはいえ、実際は1枚のレイヤーなので奥行きの前後関係はレイヤーの昇順によって決まってしまいます。

例えばエフェクトでパーティクルを作ったとしても画像レイヤーの前後にパーティクルを舞わせることはできません。その場合はパーティクルレイヤーを2つ作って画像レイヤーの(タイムライン上の)上下に置く等の工夫が必要になってきますね。

*追記 一部のプラグインなどはエフェクト欄のレイヤー選択で、そのレイヤーの前後計算を可能にするものもあります(particularなど)。

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