MassivePasteの使い方

クイックスタート

STEP
コンポ内で好きなものをコピーする。

現在のコンポからレイヤーやキーフレームを選んで、Sタブの『Copy』でコピーしてください。
*ふつうにCtrlCのコピーでも問題ありません。
が 『Copy』 ボタンを使えばそのレイヤーの番号と現在インジケータ時間をそれぞれIndex、Time欄へ自動取得できます。

STEP
別コンポへペーストするレイヤー番号とインジケータ時間を決める。

上部の『Index、Time欄』が別コンポへペーストする際のレイヤー番号、時間となります。
各欄に入力してください。
*『Copy』 ボタンで取得した値(元レイヤー番号とインジケータ時間)で問題なければこの手順はいりません。

STEP
プロジェクトパネルでペーストしたいコンポを選び、『Paste』ボタン でペーストする。

『Paste』ボタンを押せば、コピーした内容がペーストされます!
レイヤーを一番下にペーストしたい場合は、各ペースト先コンポのレイヤー総数よりも大きい番号を入力すれば一番下にペーストされます。

*コピーはCtrlCでも大丈夫でしたが、こちらは『Paste』ボタンをお使いください。
*ペースト結果は普通のペーストと同じです。例えばレイヤーならば、指定した番号レイヤーの上にレイヤーがペーストされます。キーフレームならば指定番号レイヤー自身へキーがペーストされます。指定番号レイヤーを選択してCtrlVを押したのと一緒の結果、ということです。

詳細

上部

各タブで共通参照する欄をまとめてあります。
Index:他コンポにペーストする際にどのレイヤーにペーストするか、の番号。
Time:ペーストする際にインジケータをどの位置にしてペーストするか、の時間。右のボタンでタイムコードとフレームの表示切替が可能です。
Shift Frame:各コンポにペーストする際にTimeをこの数値ごとにずらしてくれます。例えば、Timeが1:00で Shift Frameが3だったら、ペースト先コンポ1は1:03、ペースト先コンポ2は1:06でペーストとなります。 この機能を使わない場合は0を入力しておいてください。
Lock:左のチェックボックスにチェックを入れると、各タブでのコピー動作の際に「IndexやTimeもコピーして欄を更新する」ことが無くなります。Lockしても手動入力は可能です。
Close Comp:チェックを入れると処理後にペースト先コンポを閉じることができます。

*全ての機能について、コピー元、各ペースト先コンポのフレームレート(fps)は同じでないとうまく動作しません。
*タブ説明内では省略していますが、全ての機能は各ペースト先コンポの番号レイヤー1つに対しての処理となります。各コンポの複数レイヤーに対しての処理はありません。
* Shift Frameを使う場合、AEスクリプトではプロジェクトパネル内の選択順を取得できないため、ずれる順番はプロジェクトパネル内コンポの『上から順』になることにご注意ください。
*Close Compはすでに開いているコンポも閉じてしまうことに注意してください。

Sタブ Standard

機能はクイックスタートの通りです。
Copy Exp:『エクスプレッションのみをコピー』と同じ機能です。

Aタブ Attribute

普通のコピペでは実現できない、モードやスイッチをコピペする用のタブです。
Copy Attr:レイヤーを選択してこれを押せば、スクリプト内に情報が保存されます。SタブのCopyは単純にクリップボードにコピーしており、コピーデータの一時保存場所が違います。
Paste Attr:下にある各種情報のうちペーストしたいものだけを選択、プロジェクトパネルでペースト先コンポを選んで、このボタンでペーストしてください。

Dタブ Delete Layer

コピペでは実現できない、 レイヤーを削除する用のタブです。
Del Layer:Indexに削除するレイヤーの番号を入力し、 プロジェクトパネルで削除先コンポを選んで、このボタンで削除してください。

Pタブ Property

コピペでは実現できない、 プロパティ自身やキーフレームを削除する用のタブです。
*プロパティ自身やキーフレームの『コピペ』はSタブをお使いください。

Get Prop:プロパティやパラメータを選んでこのボタンを押すと、判別用の各種情報が得られます。
matchName:プロパティの種類を表す情報です。例えばエフェクト名などはユーザーが変えてしまえるので、名前より確かな判別が可能です。
name : 名前です。
prop Index : プロパティが親プロパティ内で何番目にあるか、の情報です。「〇番目のエフェクトだけ消したい」といった場合にお使いください。
prop Depth : プロパティが何層目にあるか、です。シェイプ内など、込み入った階層に目標プロパティがある場合にお使いください。
Enabled;各種判別情報を使うか否かを左のチェックボックスで有り無しにできます。 matchName か name は必須です。

DelProp:プロパティを削除します。
*例えばパラメータ欄はそもそも削除できないので、Get Propでエフェクトのパラメータプロパティを得ていると機能しません。エフェクト自身など、キーボードのDeleleやBackSpaceで消えるプロパティを得て下さい。
Del Time Key:Time欄の時間にあるキーを削除します。Shift Frameで削除するキーをずらしていくことも可能です。
Del All Key: 全てのキーを削除します。

Rタブ Replace

『Altを押しながらソースを入れ替え』を一括操作するタブです。
*Copy(Get)操作をする際のパネルがこれまでのタブと違うことに注意してください。

Get Source ID:プロジェクトパネル内で入れ替え元のアイテムを選択し、このボタンでIDを得てください。IDとは、プロジェクトパネル内で割り当てられる識別番号で、UIには表示されていません、
*この時、表示されているコンポ内でレイヤーを選んでいると、そのレイヤー番号がIndexに入力されることに注意してください。
Replace;置き換えしたい各コンポを同じくプロジェクトパネル内で選び、このボタンを押すと置き換えされます。


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