水墨画ストロークの作り方

使用エフェクト

Particular(CC Particle World+タービュレントディスプレイスで代用可)
色かぶり補正
CC Vector Blur
トーンカーブ

STEP
Particular&色かぶり補正でラインストロークを作る。

Emitter/Positionのキーフレで左から右へ動くアニメーションを付けます。
パーティクルの大きさは小さめ、フェザーはゼロにして下さい。

■コツ
Emitter/EmitterBehaviorをFrom Emitter Speedにすると、動いている間のみパーティクルが出るようになってくれます。
軌跡で残ったパーティクルを有機的な動きにするためには、Physics/Air/Turbulence Field/Affect Positionの数値を上げればよいです。
キーフレはイーズインの形にすると筆の軌跡っぽくなります(ゆっくり始まりの急速終わり)。

Particularでも色付けは可能ですが、今回は単色でいいので後から変更しやすいように『色かぶり補正』で色を黒にします。

STEP
CC Vector Blurで粒をつなげつつ、歪ませる。

CC Vector Blurが何を行っているのかをまともに解説した記事は無く、開発元Cycore Effects説明ページにもかなり簡略な説明しかないです。テストしたところ、以下のようなエフェクトのようです。
『白と黒の場合、Amauntを上げると白が引力となって、黒がひっぱられて伸びる&白が収縮する』
黒が斥力になってるわけではないので、黒い部分が膨張するわけではないようです。
この基本効果に加えて、伸びる方向を設定したりできるようですね。

今回、つなげて伸ばしたいのは回りがアルファの粒なので、判断基準を白黒ではなくアルファにします。
Property Alfa

その他の変更した設定は以下の通り。
Amaunt 44
Angle Offset 90
Map Softness 40

STEP
トーンカーブでアルファを引き締める。

このままではウネウネが多すぎるので、アルファを削っていきます。
エフェクトのチャンネルをアルファにして、カーブを調整します。具体的には、カーブの左上点を右に、右下点を左に動かします。ぼんやりしているアルファをパキッとさせるわけですね。

あとはテキストを左から右に現れるようにして、うまく重ねれば完成です!
(テキストの出現方法はマスク、リニアワイプ、テキストアニメーション等、なんでもいいです)

水墨画や筆文字の表現を実現する方法は色々とあり、各表現によってアニメ的であったり、3D的であったりと印象も変わると思いますが、これもその一つとして、是非ともお使いください!

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