クイックスタート
Sel Path ボタン
シェイプレイヤーを選んでボタンを押すと、パスが選択状態になります。
各タブの機能を使う前にお使いください。
Nタブ Nulls
パス点を一つあるいは複数選び、Addボタンを押すとパス点がヌルに変換されます。
作成したヌルあるいはシェイプレイヤーを選んでDelボタンを押すと、ヌルがパス点に変換されます。
コンポ内全てのシェイプレイヤーの好きな点を好きなときに変換できます。
Childチェックボックス：作成されるヌルがシェイプレイヤーの子になります。
Handleチェックボックス：インアウトハンドル用ヌルも作成されます。
Child of Nullチェックボックス：インアウトハンドル用ヌルがヌルの子になります。
*「一時的にパス点をヌル化し、数値配置などヌル化ならではの操作をしてパスに戻す」あるいは「パスの形状はほぼ決まったが、何点かだけ別レイヤーと連携させたい」といった用途にお使い下さい。
「ヌルをシェイプに戻すつもりはなく、ヌルでアニメーションを完結させる」等の用途であればAEにデフォルトで入っているスクリプト『create nulls from paths』や、それに追加機能を付けたCrunchy氏の『create nulls from paths extended』等をオススメします。
*パス点をヌル化している間は、同パス他点の直接操作ができなくなります。
他点も操作したい場合、その点もヌル化すれば操作可能です、あるいは、Delボタンを使ってその時点でヌル化している同パス点全てをパスに変換すれば、直接操作が可能となります。
*シェイプグループのトランスフォームにも対応しているため、作成時にヌルの位置がズレることがありません。がそのため、グループ階層が深い場合や点の数が多い場合はそれなりの処理速度となります。
Aタブ Align
パスの整列が可能です。シェイプレイヤー内であれば、複数のパスを整列できます。
各ボタンはAEのデフォルト整列パネルと同じ意味です。
Compボタンを選べばコンポ内での整列、Selectionボタンを選べば選択パス点の範囲での整列となります。
Inチェックボックス：インハンドルを整列対象に含みます。
Outチェックボックス：アウトハンドルを整列対象に含みます。
VIOボタン
これはAEのデフォルト整列パネルには無い機能です。
このボタンにチェックを付けて整列すると、パス点(Vertex)、インハンドル、アウトハンドルのどれか１点を基準に、他２点が整列します。
*Comp , Selection と違い、<はインハンドルX、|はパス点X、>はアウトハンドルXを表し、^は インハンドルY、-はパス点Y、vはアウトハンドルYを表します。
*複数選択が可能ですが、処理は各VIOセットごととなります。
Sタブ Snap
パス点を１点選び、Addボタンを押すとヌルが作成されます。
ヌルを動かすとパス点も追従し、画面上の他パス点や他レイヤーにスナップします。
スナップが終了したら、Delボタンでヌルを消してください。
（削除時にヌルを選択している必要はありません）
Handleチェックボックス：インアウトハンドル用ヌルも作成されます。
HandleSnapチェックボックス：インアウトハンドル用ヌルもスナップするようになります。
* HandleSnapチェックボックスが無しならばハンドル用ヌルはヌルの子になりますが、有りならばハンドル用ヌルが独立します。
*各ヌルのエフェクト『Snap』でスナップの有無を後から決められます。
*各ヌルのエフェクト『SnapRange』でスナップ範囲を決められます。
Iタブ Info
パス点を１点選び、Getボタンを押すと点の座標と番号が得られます。
上からパス点（vertex）のXYZ、インハンドルのXYZ、アウトハンドルのXYZ、番号です。
Compボタンにするとコンポ座標、Worldボタンにするとワールド座標が得られます。
Uタブ Utility
その他の各種便利機能がこのタブにまとまっています。
■Del Expression
パスを選んでDel Expボタンを押すと、既存のエクスプレッションによる形を保ったままエクスプレッションが削除されます。
* どこかにキーフレームがあればそこの形とインジケータ箇所の形を保ち、インジケータ箇所に新たにキーが打たれます。 キーフレームが無ければインジケータ箇所の形を保ち、キーは打たれません。
*wiggle等、全タイムラインに係るエクスプレッションを全キーフレーム化したい場合は標準機能の『エクスプレッションをキーフレームに変換』をお使いください。
■Move Mid Pt
パスのどこかに中間点を打ち、その点を選んでGetボタンを押します。するとヌルが作成され、シェイプレイヤーにエフェクト『SliderForVertexiMidPt』が作成されます。 SliderForVertexiMidPt を動かすと、ヌルがベジェの始点終点に沿って移動、中間点もそれに追従します。
中間点の移動が終わったら、シェイプレイヤーを選択してDecideボタンでヌルを削除してください。
（『シェイプレイヤー内のエフェクトを動かしてヌルを削除』という手順なので、たいがいの場合は明示的にシェイプレイヤーを選択せずとも選択されております）
上記操作で作った中間点や「作ったはいいもののやっぱりいらない」となった中間点は、その点を選んでDelボタンで消すことができます。
*中間点は作ってから移動させていないものに限ります。
詳細
Sel Path ボタン
シェイプレイヤー内に複数のパスがあると、それら全てが選択されることに注意してください。
これ以降の各タブの機能は、機能使用中の途中段階では併用できません。
（別々のパスのエクスプレッションを使用しているため）
各機能に付いているDecideやDelボタン等でパスの形を確定してから他機能を使うようにしてください。
また、すでに既存のエクスプレッションがあるパスには使用できません。形を保ちつつ既存のエクスプレッションを削除するには Uタブ Utility の Del Expression をお使いください。
Nタブ Nulls
■３Ｄレイヤーについて
シェイプレイヤーが３Ｄならばヌルも３Ｄとなり、ワールド座標に作成されます。
その場合、ヌルの向きはワールド座標に正対します。
後から３Ｄにすることも可能ですが、点とインアウトハンドルをつなぐガイド用ヌルは追従しません。
■キーフレームルール
ヌル追加時
パス＆シェイプレイヤーのトランスフォームのキーに従ってヌルにキーが打たれます。
ただし、その点が実質動いていなければ打たれません。
親子チェックが付いていた場合、子は親からの位置が動いていなければキーは打たれません。
キーが打たれなかったヌルを移動すると、全タイムラインでの点位置が変わることに注意してください。
ヌル削除時
パスに、既存キーに加えてヌルのキーが打たれます。
追加時と違い、ヌルが実質動いていなくともキーがあればパスにキーが打たれます。
また、シェイプレイヤーのトランスフォームにキーがあればそこにもパスにキーが打たれます。
■変換について
双方で再現できないものは正確に変換されません。
具体的には、各ヌルの動きがずれて重なっている場合、それらをパスに変換すると、時間イーズが正確に反映されません。
また、 各ヌルの動きが完全に重なっている場合は最後に変換されたヌルの時間イーズが適用されます。
（ポイントとインアウトハンドルについては、ポイント＜イン＜アウトの順となります）
その他、完全には変換されないもの
パスからヌル時
- シェイプグループのトランスフォーム
- シェイプレイヤーのトランスフォームのうち、スケールや回転が重なったもの
- シェイプレイヤーのトランスフォームの空間イーズ
ヌルからパス時
- 各種空間イーズ
- ヌルの次元に分割されたポジション
■まとめ
以上から、できればシェイプレイヤーやシェイプグループのトランスフォームは使わず、各ヌルの動きのタイミングを揃え、その部分の時間イーズを統一すればパスへの完全変換が可能ということになります。
Aタブ Align
パスにキーが打たれていれば、整列ボタンを押した時点でのインジケータ箇所にキーが打たれます。
シェイプレイヤーが３Dでも可能ですが、整列する位置はカメラから見た２D箇所になります。
Sタブ Snap
ヌルとパスのエクスプレッションでスナップさせているため、スナップが終わったら忘れずにDelボタンをご使用下さい。
パスにキーが打たれていれば、 Delボタンを押した時点でのインジケータ箇所にキーが打たれます。
（Nullsとはキーの打たれ方のルールが違うことに注意してください）
シェイプレイヤーが３Dでも可能ですが、スナップする位置はカメラから見た２D箇所になります。
ヌルに適用されているエフェクト『SnapLayer』は削除時に必要なものなので、消したり参照先レイヤーを変えると削除時にエラーが出る可能性があります。
スナップする位置はコンポ内各レイヤーのアンカーポイント、マスクパス点、シェイプパス点、四隅です。
四隅については、sourceRectAtTimeで得た値となり、画面上のバウンディングボックスと異なる場合があります。
Iタブ Info
ver1で実装していたコピペ機能はNullsで実現可能なため、削除いたしました。
Uタブ Utility
■Del Expression
シェイプパス以外のエクスプレッションに使うことはできません。
■Move Mid Pt
移動できる範囲は点と点の間です。
